岩井俊二監督・原作・脚本・編集の新作映画『ラストレター』の予告編と特報が公開されました。
公開は2020年1月17日。
主人公の岸辺野裕里役に松たか子さん。
裕里の姉・未咲の高校生時代と未咲の娘・遠野鮎美役に広瀬すずさん。
同級生だった未咲に恋をし、手紙の行き違いをきっかけに裕里と文通を始めることになる小説家・乙坂鏡史郎役に福山雅治さん
高校生時代の鏡史郎役に神木隆之介さん
裕里の娘・颯香と高校生時代の裕里役に森七菜さんと、豪華な顔ぶれです。
いったいどんな映画なのでしょうか。
あらすじと共に見どころなど、徹底調査します
岩井俊二さんのプロフィール(時々ツッコミます(笑))
岩井 俊二(いわい しゅんじ)
生年月日 1963年1月24日 (年齢 56歳)
出身地 宮城県 仙台市
↑宮沢賢治の仙台市なのですね。生まれ変わりかも?
血液型 O型
出身校 仙台市立西多賀中学校
宮城県仙台第一高等学校
横浜国立大学教育学部美術学科卒
↑横浜へ上京したんですね
職業 映画監督・映像作家・脚本家・音楽家。
脚本家としては、網野 酸(あみの さん)というペンネームを用いることもある。
↑アミノ酸?まさか…ダジャレ?(汗)
岩井俊二監督の世界
私が、岩井俊二監督の映像を観たのは、今から25年前の『世にも奇妙な物語』の中で描かれたショートホラー『ルナティック・ラヴ』でした。
岩井俊二さんの映像は、匂いさえ感じるほどノスタルジックで、そしてかなり独特で…
なんていうか…、表現が難しいのですが、
「寂れた中小企業に面接にいって、面接官に、怪訝そうに斜め下から舐めるように見られているさなか、自己紹介をするような…冷や汗がじっとりと背中を伝う、緊張感の感覚」
が漂います。
…何言ってるか、わからないですよね(汗)
カラっとはしていないです。ジメっとしてます。
人間関係の…そう、
『気まずい空気感の視界』
不快にも感じてしまうその感覚が、微妙な社会の人間関係を、天才的に表現しています。
映画『ラストレター』のあらすじ
裕里(松たか子)の姉の未咲が、亡くなった。
裕里は葬儀の場で、未咲の面影を残す娘の鮎美(広瀬すず)から、
未咲宛ての同窓会の案内と、未咲が鮎美に残した手紙の存在を告げられる。未咲の死を知らせるために行った同窓会で、
学校のヒロインだった姉と勘違いされてしまう裕里。そしてその場で、初恋の相手・鏡史郎(福山雅治)と再会することに。
勘違いから始まった、裕里と鏡史郎の不思議な文通。
裕里は、未咲のふりをして、手紙を書き続ける。
その内のひとつの手紙が鮎美に届いてしまったことで、
鮎美は鏡史郎(回想・神木隆之介)と未咲(回想・広瀬すず)、
そして裕里(回想・森七菜)の学生時代の淡い初恋の思い出を辿りだす。ひょんなことから彼らを繋いだ手紙は、未咲の死の真相、
そして過去と現在、心に蓋をしてきたそれぞれの初恋の想いを、
時を超えて動かしていく―――
映画『Love Letter』を思い出させるノスタルジックな世界
1995年3月25日に公開した、同じく岩井俊二監督・脚本・編集の『Love Letter』を思い出させます。
「拝啓、藤井樹さまー。お元気ですか」
山で遭難死した恋人の3回忌に、忘れられない彼への思いから、アルバムに載っていた、彼が昔住んでいたという小樽の住所へとあてもなく手紙を出してしまいます。
すると数日後、来るはずのない返事が突然、届いたのです!
結局、初めに出した手紙が、同姓同名の北海道在中の人の手に渡り、そして、その方が返事をくれただけ、というオチなのですが、なんとその人は、死んだ恋人の中学時代の同級生だったのです。
そこから文通が始まり、物語が進んでいきました。
この映画も、手紙の『誤配送(?)』から始まっています。
おそらく、岩井俊二監督は、現在では『アナログ』と骨董品扱いされがちな『手紙』というアイテムに、何かしらのドラマを感じるのだと思います。
結論:岩井俊二監督は『手紙』に特別な思い入れがあるようだ
さてここまで、岩井俊二監督の映像の雰囲気や、次回映画のあらすじなどを見てきたわけですが、最後に今回のポイントを振り返ってみましょう。
- 岩井俊二監督の映画は、ノスタルジック&独特の空気感
- 次回作は『ラストレター』豪華なキャスティング
- 主演の松たか子の姉役に広瀬すず
- 見どころは、『ラブレター』を思い出させるノスタルジックとすれ違う人間交錯模様
いかがでしたでしょうか。
インドアに決めた休日の映画鑑賞に、是非ともチェックをいれておきたい映画ですね!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。